2017.11.21 Tuesday
フィラメントの感想 : HICTOP 3DP-24
JUGEMテーマ:趣味
とりあえず PLA・ABS・TPU 3種のフィラメント使ってみたので、感想です。
3DP-24購入時に、 HICTOP本体付属 PLA 白 1KG の三つを購入。 付属品と合わせて約4キロ。 2個もPLAはいらなかったな・・・。
■PLA樹脂(ポリ乳酸) トウモロコシ、てんさい、じゃがいもなどから抽出された澱粉で作られた植物性の素材。 最終的には、二酸化炭素と水まで分解が可能らしいです。 天然素材なので、プリント時の嫌な匂いが発生しないのがすばらしい(全くしないわけではない)。 物によっては、甘い香りがするPLAフィラメントもあるそうです。 HICTOPのフィラメントは甘い匂いは、しませんでした。 あと、高温に弱く温度が55度、湿度90%以上になると変形、変色するので 基本屋内などで使用する物に限ったほうがよさそうです。 TinyWhoopのカメラフレームには向かない素材ですね。
■ABS 石油由来の材料で作られている素材。 締め切った部屋でプリントしてると、なんか鼻がスースーします。 ちょと苦手な匂い。 PLAより高い温度で(230度前後)で利用する上に造形時に冷却されると割れまくり。 特に冬は、完全に密閉された3Dプリンタじゃないときれいに作るのは難しそうです。 大きいものを作ろうとして大量にゴミ生成しました。 小さい物ならうまく作れるんですけどね〜。 あとはプリント後にサンドペーパーなどで加工がしやすいみたいですね。 アセトン処理などで、ツルツルに仕上げることもできる事も! 最初は、これでドローン部品を作ろうと考えていましたが、 とにかく匂いが苦手で、大きい物を作るのがむずかしい・・・。 ある程度、換気環境整うまでは封印です。
■TPU(熱可塑性ポリウレタン) 上で上げた2つの素材よりちょっと高価なフィラメント。 一般的な輪ゴムのようなやわらかい感じではなく 100均で売っている髪留めのゴム(ポリウレタン)っぽい感触でした。 これ、FATSHARKのケーブルカバーやドローンのカメラフレームドンピシャな素材です。 ただ、極端に造形速度を遅くしないとうまくプリントできないのが難点。 PLAが40〜60なのに比べて TPUは15〜25あたりじゃないと失敗しまくりです。
■木 今一番使いたいフィラメント。 質感や匂いまで木!っという商品説明を見てるとポチりたくなります。 今は我慢・・・。 100%木製ではなくPLA樹脂にリサイクルの木材チップの粉を混ぜていて、プリント中は部屋中木が燃えたようなにおいがするそうですw これで風神雷神みたいな仏像作ってみたい!
この他にも、もっとゴムっぽい忍者フィラメントや、PLAとABSのいいとこどりのフィラメント。 まじで??っていうような、カーボンやガラスフィラメントまで、数は増え続けています。 まぁ、上記であげたフィラメントは、お値段が・・・ですが、いつかは挑戦するぜ! |